1.
春らしい、アルバムのオープニングを飾るトラック。
何かが始まりそうな新しい生活のワクワク感をLiSAと古屋さんが共同で作詞してます。
制作当初から「自転車」「風」がテーマだったのでそれを音で表現できるように意識してレコーディングは進みました。
レコーディング当日、作曲者でもあるピアノの野間さんがまさかのあばら骨骨折のため、休み休みなんとか演奏しておりました。それでも音は爽やかです(笑)
唄録りは実は2回やってます。十分よい唄が録れていたのですが、LiSAが更にもっとのびやかに唄える気がする!とこだわりました。
2.
5年前、「Letters to U」で始まったLiSAというアーティストの軌跡と、まだまだここから走っていこうという思いを込めた実質のタイトルトラックです。
田淵さん得意の疾走感とポップさを内包した楽曲を、タイトルトラックになるというその意図の全てを汲み取りakkinさんがアレンジしてくださいました。
音楽的な側面では実は音数は控えめ、キーボードレスのアレンジになっており、ここは今よりずっとシンプルな音楽性でスタートしたLiSAというアーティストの原点回帰を意識した仕上がりになっています。5年前から関わり続けてくださっている田淵さんの楽曲を「全ての始まりと現在」という形でLiSAの成長も含め表現していると思います。
3.
今回LiSAへ楽曲初提供となった感覚ピエロの横山さん作曲の16ビートのノリが心地よい楽曲。
ドラムまっしょいさん、ベース高間さん、ギター山本さんの3人のスタジオでの一発録りがあまりにもキレキレでカッコよく、LiSAがコントロールルームで大声で「すごーい!!メチャクチャかっこいい!!」を連呼してたのが印象的。実はこの曲、演奏するのが極めて難しいです。2016年の年明けにレコーディングしましたが、ミュージシャンからは「恐らく今年一番難しい」との分析が(笑)
唄録りの時、途中の「キライキライキライ・・・」の部分、何回言ったらいいか自分でわからなくなったLiSAが指で数えながら唄っていました(笑)
間奏部分のLiSAの声、なんて言っているか聞きとれますか?
ヒントは逆再生。なんとかして逆再生すると隠されたセリフが聞き取れる!かも。
4.
LiSA史上最も過激なダウンチューニングを取り入れた、PABLOさん作編曲によるラウドな1曲。イントロからズドーンと響く低音がイカシテマス。
昨年、IDで制作に携わってくださったPABLOさんが「LiSAちゃんならこんな曲もカッコよく唄いこなせるはず!!」と熱い思いで書き下ろしてくださいました。
バリトンギターより長いグランドロングスケールのギターがベースでもなくギターでもないサウンドを奏でてます。間奏部分はPABLOさんによるデスヴォイスシャウトも!
PABLOさんの期待に応えるようなLiSAの荒々しいヴォーカルはもはや彼女の得意分野のひとつ。ほんの数テイクであっという間に仕上がりました。さすがでした。
5.
とにかくライブで盛り上がる曲にしたい!という一心でバンドとLiSAが同じスタジオで一斉にレコーディングしてあの空気感を作り上げました。バンドのOKテイクを録った直後にワイワイとみんなで掛け声を入れました。謎の奇声も(笑)ゲラゲラ笑いながら、とにかく大騒ぎでした。
ベースはLiSAの岐阜時代からの僚友でもいらっしゃるcinema staffの三島さん。「自分のレコーディングの何倍も緊張します!すごい練習してきました!」と全力で取り組んでくださいました。感謝です。
小南さんの特徴的なメロディに今回もぶっ飛んだアレンジをしてくださった江口さん。
デモが上がってきた一発目で既に「パンクからのグランジロック」という提案がなされており、こちらも聞いた瞬間に笑いがこみあげました。
歌詞を書いていた期間のLiSAのパソコンには常にスイーツのハロハロの画像が映っていたとのこと。
6.
LiSAとしては初の海外より曲提供いただいたロックチューン。
サウンド的にもアメリカに負けない仕上がりを目指そう!
とドラムテックMASUOさん、ギター、ベーステックの峰守さんと日本最強の音作り職人のお二人にも力を借りてのレコーディングでした。
ドラムはこちらも今回初参加のROOKiEZ is PUNK’DのUさん。
アレンジのakkinさんとは長いお付き合いということで、息のあったコンビネーションで作業にあたってくださいました。
英語の仮歌から古屋さんとLiSAが「このノリを崩さずに日本語にしよう」とがんばりました。
7.
アルバムを締めくくる、明るさと切なさ、静かさと激しさの両面を兼ねそろえた楽曲。
歌詞に関しては「Letters to U」の頃のLiSAからは出てこなかったものだと思います。
積み重ねた年月あってこその彼女の現在がそこには存在しています。
こちらもアレンジはakkinさん。アメリカンハードロックのバラード的なエモさとサウンドを目指してくれました。スタジオでも「うーん、このアンプの音だとまだちょっとイギリスすぎ!もっとアメリカ目指そう!」みたいな会話で盛り上がって作ってくださいました。ちなみにアメリカで購入してきたアコーステッィクギターを使ってます。(笑)
ベースは今回初参加、Aqua TimezのOKP-STARさん。心地よいグルーブを出して頂いております。
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